もしあなたが新しい外国語を学んでいたり、英語や何十年も学んできた言語を完璧にしようとしているなら、言語交換ウェブサイトやアプリケーションを利用することが頭に浮かぶと思います。
ランゲージ・エクスチェンジとは何か、説明する必要はないでしょう。理想を言えば、言語パートナーはあなたの母国語を学んでいて、あなたがこの人の母国語を学んでいるという言語マッチングです。
Interpals, Conversation Exchange, My Language Exchange, Tandem, HelloTalk, SewaYou など多くのウェブサイトがこの種のサービスを無償で提供しています。
僕自身も語学好きなので、どれも試したことがあります。ただ、この記事では、それらの一つ一つのレビューをするつもりはありません。その代わり、使ってみての総合的な見解を述べたいと思います。以下は、僕が得たキーポイントです。
アプリの使い方で人を分類すると、明らかに多くの人は語学の練習をするためにアプリを使っているわけではありません。暇つぶしやメッセージのやり取りをしたい人から、人生のパートナーを探している人まで。。
彼らの多くは英語を母国語としていますが、書いた文章は基礎的な文法の間違いだらけです。これは、英語はある程度、世の中のほとんどの人が簡単に理解できるからだ。
言っていることは、新しいことではないのでしょう。多くの人は、言語交換の口実に隠れて、主に出会い目的でそれらのアプリを使用しています。
もちろん、文化や言語に関する知識を交換することで、お互いの距離が縮まるのであれば、それはそれでいいのです。ただ、そのほとんどは他のユーザーに自由にスパムを行い、真面目な言語交換アプリの評判を悪化させるだけなのです。
言語交換を構成する典型的な要素は次のとおりです。
プロフィール写真は、誰かがあなたに最初にメッセージを送る確率の 95%を占めます。
セクシーな女の子、あるいは顔を見せずに後ろから撮っただけのシンプルな女の子の写真を持っていれば、ナンパしようとしているすべての男があなたにメッセージを送る。 「ハロートークに気持ち悪いユーザーたくさんある」ってレビューは何回も見たことあります。
僕は、世界中の語学パートナーを探すために存在する最大かつ最も古いサイトの一つであるInterpalsで実験をしてみたことがあります。Unsplashで見つけたアジア系の女の子の写真で偽のアカウントを作り、適当な経歴を書いたところ、24 時間以内に 70 人以上からメッセージをもらいましたが、そのうち女性は 3 人だけでした。
そうなんです、ほとんどの男性が仲間の男性ユーザーにメッセージを送らず、そのまま女性ユーザーをターゲットにして、デートに誘ったり、異性との楽しい交流を期待しているのは、今に始まったことではないんです。
中には、自分は独身男性で、人生のパートナーを見つけようとしているのだと、いかにも必死で自己紹介している人もいます。もちろん、無視するのが一番なんだけどね。でも、無視できないほどそういう人たちがたくさんいて、ユーザー体験を台無しにするだけなんです。
単純な理由は、何十年も前から存在し、言語交換するための Google 検索で最初に出てくるウェブサイトだからです。巨大なユーザーベースがあるため、それらのウェブサイトにサインアップし続けるのです。そして、このサイクルが続くのです。
人々がそれらのウェブサイトにサインアップする唯一の理由は、自分のプロフィールが他のユーザーに見つけてもらうように作り、(だいたい、最後にログインした人は一番トップに表示される)そして他のユーザーを他のプラットフォームへ誘い出すことです。
僕が受け取った最初のメッセージの半分以上は、その人たちが自分の Skype、LINE、WhatsApp、Instagram、Facebook の ID を教えて欲しかったり、送ったりするメッセージです。
彼らは、そのウェブサイト自体が快適な言語交換の練習には適さないことを知っているのです。そこで彼らは、より良いリアルタイム通知、音声/ビデオ通話をサポートする他のプラットフォームにユーザーをリダイレクトしているのです。つまり、だいたいのメッセージングアプリの基本的な機能です。
そのため、多くのウェブサイトでは、ユーザーを自分たちのプラットフォーム内に留めておくために、メッセージを自動的に解析し、「Skype、WhatsApp、Facebook」といったキーワードが書かれているかどうかをチェックして、それらのメッセージの送信を禁止する機能を追加せずにはいられなかったのです。もちろん、私たち人間もバカではないので、「my s k y p e is XXX」というような使い方をすることで、回避しているのです。。。
では、そのような言語交換アプリや言語交換サイトを利用する意味はないのでしょうか?自分でやってみれば、同じようなことを経験するはずです。しかし、僕が言えることは、ユーザー体験はかなり悪く、それらのウェブサイトを通じて構築された関係は、表面的で刹那的で長続きしないということです。しかし、そもそもそうすることが本当に目的なのでしょうか?
例えば、HelloTalk ハロートークのように、他のユーザーがあなたの投稿を添削し、あなたの間違いを発見するのを手伝う「訂正機能」を含む、投稿によるソーシャルフィードを構築しています。これは本当に素晴らしい機能です。 しかし、多くの人がこの機能を、自分の人生を誇示する手段として、自分自身の写真を投稿して、見ず知らずの人から 「いいね!」 をもらい、赤の他人の外部検証で自分を満足させるために使っています。
Tinder を知らない人はいないでしょう。有名な swipe left/right のパイオニアです。上記で言ったように、多くの人が言語交換アプリを出逢い目的で使っています。そこで、言語交換アプリの新しいトレンドの開発者は、これを利用して、マッチングした相手としか会話できない「スワイプ言語パートナー」アプリを作ってます。プロフィールの写真を見て話す相手を決めるなんて、言語交換アプリと呼べるのでしょうか?
この新しいトレンドの特徴は、マネタイズシステムがもっと積極・しつこく、ユーザーはもっとスワイプするためにお金を払う必要があるということです 。 これらのアプリを作る企業は、 言語交換 ブランドの裏に隠れて、新しい人に会いたいという人間の欲望を利用して、お金を無駄にする弱いユーザーで大儲けしているだけです。
例えば、Langmate ラングメイトというアプリは、日本人と友達になるために世界中の人々を惹きつけることをマーケティングメッセージとしています。そもそもニッチな国ですが、オタク・アニメ文化のおかげで、日本人女性に憧れる人が世界中にいるのです。
また、KPOP 文化の人気から、韓国にも同じようなアプリが存在します。
明らかにこれらのアプリの考え方や、同じ分野の他のメジャーなプレイヤーに勝てないし、長期的なビジョンも違う。結局、人間の欲望や弱点を利用するあらゆる戦術を駆使して、できるだけ多くの 💲 を得ようとするアプリにすぎない。
言語学習アプリのもう一つのタイプは、AI ベースのチャットボットアプリです...意図は良く、最初にそれを行おうとしたのはおそらくDuolingo(間違っているかもしれません)です。他にもたくさんあって、爆発的に広がっています。もう、、、それらのアプリの広告が何度も何度も出てくるのを見ると、何度も YouTube アプリを閉じたくなった...
やろうとしていることがいいと思いますが、ただそれらのアプリのほとんどは...使い物にならない。
例えば、練習問題を解くために何か大きな声で言うように言われ、ただ悪口や違う言葉で言ってみたり、適当に言ってみても正しい答えとみなされた...🙄。
ここまで読んでいただいてたら、「結局自社のアプリを宣伝したかっただけじゃん」だと思われるかもしれませんが、最後まで読んでください。
上記の点をすべて考慮すると、理想的な言語交換アプリはこうなります。
もちろん、技術的にはそれらの機能を実装することは可能です。しかし、変えられないのは人間の行動面です。 一部のアプリは、ユーザーの本当の身元を事前に確認し、承認された後でのみアプリを使用できるようにすることで、これを実施しようとしています。これは良い第一歩ですが、いったん承認を得てそのアプリを使い始めたら、同じことをしないという保証はないですね。
僕が作った言語交換アプリSewaYouでやろうとしていることは、自分の周りの同じエリアにいる言語パートナーとリアル・実際に言語を練習するセッションをメインにしています。
SewaYou アプリには、出会い目的のメッセージにうんざりするユーザーには、**「同性モード」**のオプションがあって、有効にすると同性の人としかやり取りできない機能が付いています。
ユーザーは何を期待するか知っています。世界中のユーザーから延々とメッセージが届き、どちらかが無視されて終わるのではなく、僕は言語交換を「トランザクション」にすること、迅速かつ効率的に行えることに取り組んでいます。 目的は、あなたが出会う人と長めの関係が続くことではありませんが、それに非常に大きな貢献をすると信じています。 30 分の 1 対 1 のリアルな交流は、3 日間のチャットよりも価値があります。
SewaYouのメインミッションは、場所とユーザーの時間の都合を活用して、素早くオフ会でリアルな言語交換セッションを行うように力入れてます。 もちろん、ネットで知り合った人と直接会うのは危険だと思いますが、Tinder などのアプリで全く知らない人とデートするのが「普通」になるのと同じです。 人が人に会うことをためらうのは、「危ないから」と思っているからではないと思うのです。
緊急のニーズがないから会わないのです。私たちのほとんどは、外国語を学んでいますが、それは毎日練習しなくても、「別に大したことない」と思われます。しかも、忙しいと言いつつも、ほとんどの人は仕事後に必ず 1 時間か 2 時間の空き時間があるので、ポケモン GO で暇つぶしする代わりに、誰かと外国語の練習をするなど、何か役に立つことができるはずです...。
SewaYou が挑戦したい目的は、誰かに会うための工夫を簡単にし、そのリアルな交流をできるだけ効率的にして、人々が言語学習の旅で次のレベルに到達するのを力になりたいプラットフォームになることです。
Uber や Airbnb が、知らない人の家に泊まったり、知らない人の車に乗ったりすることが「当たり前・常識的」だと思わせるように、カフェで 1 時間赤の言語パートナーの誰かと会って 1 対 1 の練習に集中することが当たり前だと思わせることが長期的なビジョンになるのです。
その長期的なビジョンを達成するためには、まだまだ先は長いですけどね 🤔